たんぽぽ鍼灸院
埼玉県上尾市の鍼灸院・・・不妊治療・腰痛・肩こり・膝の痛み・他・・・ご相談ください

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不妊治療・・・これがどれほど重たいものか、私には痛いほど分かります。なぜなら私も不妊治療を経験したからです。

少し私の話をします

治療を始める前は、とてもお気楽でした。「ちょっとお金はかかるけど仕方ないな。今始めれば来年の今頃は出産だなあ♪」そんな風に考えていました。

けれど何度挑戦してもうまくいかない。「なぜ?こんな事ありえない!」気持ちはどんどん焦り、はやく結果を出したい一心から不妊治療にのめり込んで行きました。でものめり込めばのめり込むほど結果は悪くなる。もう目の前は真っ暗です。長い長いトンネルに入り、走っても走っても出口の光さえも見えない・・・そんな感じでした。

年齢ももう諦めるべき年に近づいて行き、何度も「これを最後にしよう」という思いで治療に臨んだものです。「これを最後に」と決めたはずなのに、上手くいかないとやはり諦めきれず、また「もう一度だけ」と思ってしまう。こんな繰り返しを何度もやりました。

結果は、幸いにも二人の子供を授かり、二人とも自然分娩で、3000gを超える元気な子です。












不妊治療を経験して分かった事

のめり込めばのめり込むほど、結果は悪くなる、という事です。

「不妊」とは子供を望んでいるから「不妊」なのであって、子供を望まないなら「不妊」でも何でもないのです。つまり「不妊」は病気では無く、不妊治療を受けている多くの女性はちょっとホルモンバランスに問題はあるものの、普通に生活していく分には健康に問題はないのです。その健康な身体が治療<本来は不要な治療です>を受けるのです。いくら健康な身体でも長く続ければ体質に変化が現れます。最初は妊娠反応が出たのに、その後全く出なくなってしまった。こういう経験をされている方は多いはずです。

実際私もそうでした。私は3度流産をしましたが、うち2回は繋留流産です。最初は心拍確認後、二度目は胎芽確認後、三度目は化学流産(妊娠反応直後の流産)です。頑張れば頑張るほど結果は悪くなる。それでも治療を止めることは出来ない。「治療を止める」=「子供を諦める」と思うからです。悲しみを通り越しノイローゼになっても不思議ではありません。


どうすればいいの?

不妊治療と上手に付き合っていく事が大事です。

まず、不妊治療は身体を健康にするものではないということを認識して下さい。その周期で最大限の力を発揮できる様にホルモン剤の投入をしたり、採卵や移植をしますが、それを繰り返すと返ってマイナスの作用に働くのです。例えば全力で100m走り切れても、その調子で42.195kmのフルマラソンを走りきれますか?100m走ったら休息しエネルギーを蓄え身体が回復したらまた100m走る。どの位休むかは人それぞれです。刺激法の体外受精の場合、中3ヶ月と言われていますが、それは一般的であってあなたがそれで良いという事ではありません。

回復させるとは

ただ休んでも身体はある程度は回復します。身体には「自然治癒力」が備わっているからです。でもそれでは元の状態に戻るだけ。子供を授かり出産まで到達するには、元より良い状態にしたいですよね。その為にお役に立つのが鍼灸治療です。鍼灸は身体に刺激を与え「自然治癒力」を最大限に引き出します。また冷えを改善し血行を良くしたり、生殖機能に刺激を与え質の良い排卵を促したり、ホルモンバランスを整えたりもします。

私も焦る気持ちを抑え、鍼灸治療でじっくり1年半かけ身体作りをしてからの不妊治療で出産までたどり着く事ができました。













ひとりで悩まないで

不妊治療とは孤独なものです。だからこそ、ひとりで悩み、ひとりで頑張らないで下さい。赤ちゃんはママの穏やかな顔が大好き、笑っているママが大好きなのです。赤ちゃんはいつもママを見ています。ママの準備が整うのをじっと我慢強く待ってくれています。その時がくれば赤ちゃんは舞い降りてきてくれます。一日でも早くその日が来るように、そのお手伝いが出来れば、こんなに嬉しいことはありません。不妊治療を経験したからこそ、不妊治療の苦しみを知っているからこそ、あなたの力になりたい、そう思います。